ベンチャーでwebマーケティング職として働く上で知っておきたいこと

「ぶっちゃけ、webマーケティング職でベンチャー企業ってカオスじゃない?」と思われている方はたくさんいると思います。

#激務 #カオス #教育制度がない #上司に知識がない、などいろんなハッシュタグが頭の中に出てきそうですが、今回は私が約4年間ベンチャー企業で働いて感じた、ベンチャー企業におけるwebマーケティング職の実態を包み隠さず話していきたいと思います

先に結論を書いておくと、ベンチャー企業は実際カオスなので、全員にベンチャー企業への転職をおすすめしません。

実際に親しい友人から私が働いている会社に転職を検討していた時があり、色々背景を聞いた上でその会社に転職することを止めました。笑 絶対にミスマッチが起きると感じたからです。

ではベンチャー企業の実態について見ていきましょう。

「ベンチャー企業のwebマーケティング職はカオスだな。」と思った50の瞬間

約4年間働いてみて、ベンチャーはカオスだなと思った局面が何度もありました。長々と書いても読みにくいと思うので、箇条書きで書いていきたいと思います。

読んでいく途中で「あ、私やっぱ無理だ。」と思われた方は「webマーケティング 大企業 転職」と調べ直してみてくださいね。この50の瞬間を読み抜いた方は素質があるかもしれないです。

(※もちろん他のベンチャー企業では雰囲気が全く違うところもありますので、ご参考までに。。。)

  1. 新卒入社後、webマーケティングに関する新卒研修がない。
  2. 入社当時は上司が頼もしく見えたが、入社1ヶ月経つ頃には上司にwebマーケティングの深い知識がないことに同期全員が感づき始め、不穏な空気が流れる。
  3. 上司でさえもやり方がわからない仕事を新卒1年目が担当。
  4. 突然、1人の同期が覚醒し始め、独学で分析環境を構築し始める。
  5. 一方で入社半年以内で同期がポツポツと退職していく。
  6. 入社数ヶ月で辞めると転職先は限られてくるので、「今辞めるとそんな感じか…」とカオスな状況にいることを悟る。
  7. 1年以内の離職率は20-30%
  8. 会社全体から大きなミッションが降ってくるが、誰も達成方法を知らない。
  9. 熱量でなんとか乗り越えろという雰囲気で行動量だけやらせれる
  10. 「この指標、何の意味があるんですか」という質問に明確に答えられない上司
  11. 成果を伴わなくても行動量で評価される文化が根付く。
  12. 入社して半年経つと、自我が芽生え始める同期、面構えが変わり始める。
  13. この時点から同期の成長速度にバラつきが出始める。
  14. ベンチャーで生き残るには己の判断のみを信じよ、が我々の鉄則。
  15. 上司の指示を仰いでいる暇はないし、上司の指示はこない。
  16. ページビューの見方?セッションの意味?そんなものは自分で調べろ。
  17. google analyticsのゴールの設計方法?それも自分で調べろ。
  18. 数値計測のためにデータレイヤー変数でサイトから値をgtmにpush??それも自分で調べろ。
  19. この時点で、多くの同期が「上司に聞く」という行為はほとんど取っていない。
  20. 2年が経つころには半分の同期は退職。
  21. 2-3年上の先輩社員は9割以上辞めている。
  22. 同期はそんな状況にもはや微動だにしない。
  23. 1-2年働いた同期が有名なベンチャーに転職し始める。
  24. 微動だにしない同期だが、その悲報には若干の動揺を感じる。
  25. 他の会社の給料が気になり始める。
  26. ここで同期がbizreachに登録し始める。
  27. 3年目になっていると、同期は大事なプロジェクトを持たされていので、簡単に退職するなどはない。
  28. 「このプロジェクトがここまでいってから退職だな〜。」と責任感のある発言をするようになる。
  29. 面構えだけでなく、入社3年目なのに視座が違う。会社の全体目線で日々仕事をしている。
  30. 同期と話すたび、あいつ、、また強くなってる。。。と感じる。
  31. 中途採用で優秀な上司が舞い込んでくる。
  32. 同期は「ついに…仕事について聞ける人が…来た。」と体を震わせる。
  33. 中途採用で来られた上司にフィードバック(詰め)をいただくも、同期は喜びを感じる。
  34. 「詰められたけど、めちゃくちゃ嬉しかったぞ。」と気づけばドMに転向している。
  35. 中途採用の上司が組織内の課題の多さに時間が取れなくなる。
  36. 中途採用の上司に相談できなくなる。
  37. 再び孤立した同期たち。
  38. 同期は安定して誰かに聞ける状態はすでに諦めていた。
  39. 同期が大きな成果を上げ始める。
  40. 同期の方が上司よりスキル面など優れていることもざらにある。
  41. そのため不満に感じ始める同期たち。
  42. 同期たちには常に「いつでも転職してやるからな」という無意識の覚悟がある。
  43. 4年目になってると、数千人の企業の中でも他部署から頼られる存在になっている。
  44. それぞれが自分の専門性を信じ、業務に全うしている。
  45. ふと、転職活動を始めるものもいる。(わたくし)
  46. 全ての業務を0ベースで考えてきたので、なぜその成果が出たのかをかなり詳細に話すことができる。
  47. また「上司に教えてもらった」とかではなく、成果は自分の手を動かして確かめてきたので、成果が出る方法を詳細に話すことができる。
  48. カオスすぎると頭を抱えつつも、カオスが人を育てることもあることに気づく。
  49. スタートアップから面接依頼がめちゃくちゃくる。
  50. また同じカオスを求めている自分がいる。。。

最後の方は事実ベースではなくめちゃくちゃ主観で書きました。笑

これまでの数年間を思い出しながら書いていて、改めてベンチャー企業は向き不向きが大きく分かれるなと感じています。

以下では改めてwebマーケティング職としてベンチャーへの転職をおすすめできるタイプとできないタイプについて考えていきたいと思います。

webマーケティング職としてベンチャーへの転職をオススメできないタイプ

これまで早期退職してきた方や、成果があまり出ない方の特徴は大きく以下の3つではないかなと思います。

  1. 誰かに教えてもらいながら仕事をしたい
  2. 毎日決まった仕事をしていたい
  3. 繊細な方

1つずつ見ていきましょう。

誰かに教えてもらいながら仕事をしたい。

「やり方をまずは教えて欲しい」という方も社内にいらっしゃいましたが、そういう方は早期に辞めていった印象があります。

ベンチャー企業では大企業と違って仕組み化されていないといわれます。

仕組み化されていないということはどういうことなのか?

マニュアルがないとか研修制度が整っていないとか様々な状況がありますが、個人的には「webマーケティングの成功パターンが言語化されていない」ことがベンチャー企業で起きている状態だと思います。

webマーケティングの課題解決できる人は一定数社内にいて、その人独自の思考回路であれば解決できますが、それを他の人でも理解できるくらいに噛み砕いていく必要があります。

ベンチャーなどはwebマーケティングのスキルや経験が一部の人に偏っているケースがあるので、それを解消するためにナレッジシェアなどをやっています。

そのナレッジシェアをより詳細に言語化し、業務の実行レベルまでに落とし込んだ環境が整っているのがいわゆる「大企業」です。

誰かに教えてもらわないと無理。。という方はベンチャー以外の企業も見た方がいいかもしれません。またベンチャーでもちゃんと育成する企業もありますので、カジュアル面談で聞いてもいいと思います。

毎日決まった仕事をしていたい

ベンチャーで業務が変わるスパンはめちゃくちゃ早いと思います。半年前にやっていた仕事は今やっているわけではないし、事業内容や方向性が目まぐるしく変わるので、柔軟性が必要になります。

しかし、事業によっては同じ仕事を一定のクオリティでこなしていくことが求められる環境もあります。

個人的な意見では、ベンチャーでは柔軟性のある人材の需要は大きいけれども、一定数の質や成果を出し続ける人材の需要も同等にあると思っています。

結局、ベンチャーも事業を大きくした後は仕組み化しなければいけないので、事業成熟後は柔軟に対応できる人よりも、決まった仕事をしっかりこなしてくれる人が必要になると思います。

なので、webマーケティング職としてベンチャーに転職を考える前に、事業の規模やフェーズについて調べておくとミスマッチが起こりにくいかもしれません。

とにかく繊細な方

ベンチャーは時に常識を疑う光景も目にしますので、繊細な方はストレスを感じやすい環境といえます。逆に「そんなもんだよねベンチャー」と、いい意味で適当な人はうまくベンチャーと共存しているように見えます。

「会社とはこうあるべき!」とか「こんな対応ありえない!!」など、細かいところがどうしても気になって仕方がないという方は、次から次へと降りかかる理不尽に耐えきれない可能性があると思いますので、心当たりがある方はベンチャー転職に関しては慎重にいきましょう。。。

ベンチャーといっても多種多様なので、カジュアル面談をとにかく入れまくろう!

とはいえ、日本には数百万という企業があるため、一概にベンチャー企業は〇〇だと言い切ることはできません。

僕はよく面接前にカジュアル面談をやっていますが、同じ企業規模でも雰囲気が全く違うことなんてざらにあります。

そのため、あまり先入観を持たずにカジュアル面談だけ受けてみて意外といいかもと思ったら選考を受けてみる、といったやり方でもいいかもしれません。